万能試験機とは？

材料試験機として多くの分野で用いられています。試験治具の取り付けにより多様な使い方ができることから万能試験機と呼ばれていますが、主として引張試験機として用いられ、圧縮・曲げ・硬さ試験などにも利用されます。極太ロープ、アンカーチェーン、海底電線ケーブルなどの大型長尺試験体や試験作業の効率を重視した横型引張試験機や引張専用試験機もあります。

• コンピュータ計測制御 全自動万能試験機〈ハイブリッド型〉MR3A

  

  MR3A-F2シリーズは、各種材料や製品の引張・圧縮・曲げなどの試験を目的として開発された汎用性の高いコンピュータ計測制御式万能試験機です。特に前川独自の平行締付式チャック機構はつかみ代の少ない短小試験片から大口径パイプのような太物試験片まで爪を交換せず、瞬時に把持します。またＦ2型計測制御装置は、日本語対話式液晶カラータッチパネルを組み込み、試験条件も簡単な設定で自動試験が出来ます。
  
  
  
  ハイブリッド式水平開閉チャッキング装置
  ●水平移動とくさび形両者の長所を組み合わせた当社独自のハイブリッド式チャック装置は、チャック爪が水平方向にわずかに開くだけで試験片の着脱ができ、試験片の上下・前後の位置決めに苦労しません。

• コンピュータ計測制御 全自動万能試験機 MRA

  

  本システムは、コンピュータ内蔵の自動負荷制御装置と組み合わせた対話型自動制御万能試験機です。
  MR型／MR3型載荷本体と計測制御装置F2型から構成されます。
  ●MR型本体を使用したMRAシリーズとMR3型本体を使用したMR3Aシリーズがあります。
  ●荷重は、アナログ指針とデジタルの両用表示
  ●コンピュータ制御による荷重／ラムストローク／ひずみの定速負荷制御と 各種試験規格によるプログラム制御

• 引張主体型 AS

  

  載荷本体
  ●主に金属材料の引張・圧縮試験
  ●引張位置が下部にあり、足下にスペースがあるので、試験治具運搬・試験片の着脱が容易
  ●省スペース
  ●最大容量：500,1000kN（２機種）

  ワイヤーロープ用トルク装置付引張試験機 AT

  

  ワイヤロープをモールドチャックで把み、引張時の撚り戻りトルクの計測を同時に行うことができる

• 湾曲線材用首振り引張試験機 MR2

  

  線材の製造ラインで生産されたコイル状の素材よりサンプリングされた試験片を矯正せず、湾曲のままチャッキングし、そのまま引張る首振チャックヘッドを有する画期的試験機